なるほど水循環教室[八戸]イン世増ダム

平成20年7月16日(水)、八戸市南郷区で「森と湖に親しむつどい」が開かれ、島守小学校の4~6年生44名が参加し、世増ダムの見学やダム湖の水質試験、植樹体験をとおして水循環について学びました。


集合場所は世増ダムを一望できる「世増ダム右岸農村公園」です。



三八地域県民局地域整備部から概要や注意事項について説明がありました。普段は入ることのできない世増ダムの中に入るのですから聞く方も真剣です。


水循環教室(その1)

そもそも「水循環」てなんでしょう?

わたしたちの生活と新井田川がどのようにつながっているか説明がありました。



新井田川の水は私たちの飲み水や田んぼの水、魚たちの住みかになっています。

世増ダムは洪水を防ぐだけでなく、飲み水や田んぼの水が安定して使えるように水をためているのです。

また、川の水が少なくなったときに魚たちのためにためた水を流す役割ももっています。

生活排水も新井田川につながっているので、もし、わたしたちが水を汚すと・・・??


世増ダムはどうやってできた?

展望デッキに移動してダム本体とダム湖(青葉湖)を眺めながら、世増ダムについて説明を受けました。



高さが52mにもなる世増ダムはコンクリートでできています。

いま湖になっているところはもともとは集落で人々が生活していました。


世増ダム見学

いよいよお待ちかねのダム探検。



エレベーターでダム内に突入です。

ぐんぐん下がって着いた先はダムの底にある監査廊でした。



このコンクリートの壁の4m先にダム湖の水があります。想像できるかな?

監査廊を歩いてみました。




「涼しい!」

それもそのはず、ダム内は一年をとおして10℃くらいで一定なのです。

ひんやりと冷たい空気の監査廊を出ると・・・



ダムの下流側に出ました。

そこには土地改良区の建物があります。

土地改良区の方から説明がありました。



世増ダムにためられた水はここにある巨大なポンプで畑に送られています。


簡易水質試験

ダム湖の水はきれいかな?それとも・・・

水質試験キットで実際に計ってみましょう。



今回は、水の汚れ具合(COD)、どれくらい酸素が含まれているか(DO)、酸性かアルカリ性か(pH)の3つを計ります。チューブの中に水を入れて色の具合を見て判定します。



水を入れて、よ~く振ると・・・



だんだん色が変わってきました。



さて、判定は?

魚が住むのに十分な酸素の量があることがわかりました(DO試験)。


植樹体験

不習岳(ならわずだけ)「八戸市民の森」にて植林体験です。

水と森はどのようにつながっているのでしょうか。

三八地域県民局 地域農林水産部から森の役割について説明がありました。



世増ダムは「コンクリートのダム」ですが、森は「緑のダム」と呼ばれています。

実際に木を植えてみましょう。土をさわるとそれがよくわかるんですよ。



今日はだいたい200本植えます。

このポッドは土の中で分解されてなくなるんですよ。

クワはよく切れるのでくれぐれも注意してください。



使ったことのないクワに悪戦苦闘。



掘った穴に苗木を入れたら足でふみます。森の土はとてもフカフカしています。



そしたら土をかぶせて・・・

土には小さなすき間がたくさんあり、まるでスポンジのような感触です。

この「すき間」が雨水をためるのですね。

なるほど「緑のダム」です。



上手に植えることができました。



けど疲れたなぁ。。。


水循環教室(その2)

最後に今日一日のまとめがありました。



水は循環し、みんなが使っています。

その途中で水を汚したり使いすぎたりすると、ほかの人や生き物たちが困ってしまいます。

水を出しっぱなしにしないなど、自分でできることから始めて、この新井田川の良い環境を保っていきましょう。